山の恵み、大地の恵みと岩手の“うんめぇ~”を堪能してきた【岩手うんめぇ〜団】一行。4日間にわたる食財探しの旅、最終日のお目当ては「海の恵み」水産物だ。二手に分かれて取材を行う。ほたての養殖には笠原副団長。市場で水揚げされる秋鮭には杉浦団長と菰田副団長が向かった。杉浦団長と菰田副団長は大船渡市魚市場からスタート。今がまさに旬の岩手のうんめぇ~秋鮭を求めて、魚市場に潜入する。岩手は本州一の漁獲量を誇る鮭の一大産地なのだ。
漁港の朝は早い。到着したのは朝の5時だが、市場内はすでに競りの真っ最中。威勢の良い声がこだまする。一行は鮮魚販売会社を営む毛利豊喜さんに、場内を案内してもらう。
大船渡市魚市場は建て替え工事の最中に、東日本大震災津波で被災した過去を持つ。一時、工事がストップするも苦難を乗り越え、2014年の6月に最新鋭の衛生対応を施した魚市場を開設した。品質と安全を守るため、市場内の衛生管理は万全!杉浦団長、菰田副団長もキャップと長靴を着用し、さらに消毒もして、いざ市場内へ!場内ではかきの競りの真っ最中。大粒でプリップリのかきに思わず目がくぎ付けになりながら、秋鮭漁に出た漁船の帰りを待つ。
漁を終えた漁船が漁港に近づくと、突如市場内にアナウンスが!一瞬で、空気がピンと張り詰める。杉浦団長、菰田副団長も、急いで船着き場へ。おいしい~秋鮭と出会えるのか?漁船の帰着が待ち遠しい。
漁船が戻ってきた、大漁だ!!
漁船が帰着すると、ただちに水揚げされ市場内へ運ばれる。朝日を浴びて、獲れたばかりの鮭がキラキラと輝いて見える。
一行は毛利さんの案内で、贅沢にも!獲れたてピッチピチな秋鮭を味わわせていただく。調理法はムニエルだが、そこは海の男たち、調理法も豪快だ。熱々の鉄板にバターを塊でドンと投入。そこに秋鮭を投入!ピンク色の身が、なんとも美しい。バターの中で、ジュージューとおいしそうな音を立てる秋鮭に焼き上がりを待つ一行は、思わず無言に。火が通り過ぎない、絶妙なタイミングを見計らって、いざ試食だ!
「今まで食べた鮭の中で、一番おいしい!鮭って、こんなにおいしかったっけ???」と歓喜する菰田副団長。「外はこんがりカリカリなのに、中はしっとりしていて…最高!!」と杉浦団長。優しい団長は、一人別行動でほたて漁に同行している笠原副団長にも「この秋鮭を食べさせたい!」とお土産の準備だ。
一行の横で「おいしい!」を連発している人がもう一人…。見ると、毛利さん?毛利さんも岩手の秋鮭に夢中だ。地元に住んでいる毛利さんでも、旬真っ盛りの秋鮭には、思わず夢中になってしまうのだ!何度食べても、毎日食べてもおいしい!