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岩手うんめぇ〜団

雨ニモマケズ、泥ニモマケズ、山一面のキャベツ畑!

山の傾斜面を埋め尽くす
キャベツ! キャベツ! キャベツ!

急に雨が降りだしてきたが、怯むわけにはいかない! まだまだ食財を探す【岩手うんめぇ〜団】は、進み続けるのだ。さて、次に訪問したのは、岩手町のキャベツ生産者、三浦大樹さん。農家の3代目として、若い力で家業をもり立てている。

三浦さんが生産しているのは、高原キャベツの一種「いわて春みどり」だ。春キャベツのような柔らかさ、甘さ、みずみずしさが特徴の岩手のオリジナルブランドのキャベツ。「岩手県の気候は夏でも涼しい。だから、キャベツ栽培にぴったりなんですよ」と三浦さん。通常、キャベツの旬は春だが、ここの土地では春から秋まで栽培できるそうだ。傾斜がある畑は、農作業の負担が増えるが、それにも負けないメリットがある。取材当日のような土砂降りでも、この傾斜のおかげで水はけがよく、キャベツ栽培に適した土壌ができるのだ。

重さの秘密は、太い葉脈に美味しさがぎっしり!

見渡す限りの山、その傾斜地一面にキャベツ。広大な畑での農作業は、もちろん苦労も多い。三浦さんは「同じ時期に植えても、日当たりや土壌の栄養状況で、場所によって、キャベツの大きさや品質が変わってしまうんです」。なるほど! と、うなずく【岩手うんめぇ〜団】の3人。「場所ごとに肥料を増やしてみたり、細かく調整しながら、一定のサイズ、品質のキャベツを収穫できるよう手間を惜しまず工夫しているんです」と胸をはる三浦さん。

「春系のキャベツなのに、ずっしりと重みがあるね」と吉岡副団長。「他の品種に比べて葉脈が太いんですよ。だから水分をため込んで、重く、みずみずしくなるんです」と、その秘密を三浦さんが教えてくれた。

雨音に負けないくらいパリパリでシャキシャキッ!

食べ頃のキャベツを収穫体験させてもらった。根元からグイっとキャベツの芯を切る。なかなか力のいる作業だが、きれいにとれて得意げな杉浦団長。さっそくその場で生のままパリパリ。一同の第一声は「甘い!!」。雨も気にせずキャベツをバリバリ、シャキシャキッ。「串カツと一緒に、生でバリバリ食べたいね!」と杉浦団長の感想。「火を通すとまた甘みが増しそう。オリーブオイルでさっと炒めてもいいね」と桝谷副団長。

雨の降る中、案内をして下さった三浦さん、ありがとうございました!【岩手うんめぇ〜団】の旅はまだ続く! 長靴を履いて足元に気をつけながら、ぐんぐん進むのだ!

“岩手の高原キャベツ”うんめぇ〜ぞ! ごちそうさまでした!