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純情交流ひろば

2026.1.22

【食品機能性ニュース】 vol.17 せり

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 岩手県内で出荷されている旬の農産物の機能性成分について紹介します。
 今回の農産物は「せり」。県内では北上市江釣子地区で豊富な湧き水を利用して栽培され、「江釣子せり」として主に12月から1月に出荷されています。
 「せり」には、ビタミン類やミネラルなどの栄養素が多く含まれています。「ビタミンC」は、肌の弾力や骨の強さに関わるコラーゲンの合成に関与するほか、ストレスなどへの抵抗力を高める効果が期待されます。また、ミネラルの「鉄」は赤血球のヘモグロビンを構成する成分の一つで、酸素を全身の細胞や組織に運ぶ働きがあります。せりの根には、茎葉よりも多く鉄が含まれており、根を一緒に食べると鉄を効率よく摂取できます。
 また、せり特有の香り成分は、リラックス効果や胃の働きを助ける効果があると言われています。「β-カロテン」はカロテノイドの一種で、体内でビタミンAに変換され、目の機能の改善や粘膜の健康維持、免疫力の向上に関わるとされています。さらに、血行促進や毛細血管保護作用があるとされるポリフェノールの一種「ケルセチン」が含まれ、β-カロテンやビタミンCとの相乗効果による抗酸化作用が期待されます。
 せりは春の七草の一つで、せり鍋やお雑煮に入れるほかにも、根を天ぷらやしゃぶしゃぶにする食べ方もあるようです。様々な料理で、せりの食感や香りをお楽しみください。


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(公財)岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
E-mail seikouken@ibrc.or.jp
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