1. ホーム
  2. 純情交流ひろば
  3. 【食品機能性ニュース】 vol.13 えだまめ

純情交流ひろば

2025.9.25

【食品機能性ニュース】 vol.13 えだまめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
岩手県内で出荷されている旬の農産物の機能性成分について紹介します。
今回の農産物は「えだまめ」。県内では花巻市や奥州市を中心に県内各地で生産され、夏から秋にかけて長い期間出荷されています。
えだまめは成熟する前の大豆を収穫したもので、畑の肉と言われる大豆と同様に、多くの栄養成分を含んでおり、体の機能を調整する酵素やホルモンなどの材料となるたんぱく質が豊富です。
水と油を混ぜ合わせる乳化作用を持つ「レシチン」は、余分な血中のコレステロールを溶かして血管壁に貼り付くのを防ぐ作用があり、動脈硬化の予防効果があるとされます。
また、赤血球の生産を助ける働きが期待される「葉酸」や、糖質や脂質などをエネルギーに変えることを助け、疲労回復などに役立つ「ビタミンB1」等のビタミンB群が含まれます。
さらに、肝機能の改善、血中コレステロール値低下のほか、抗酸化作用を高めるとされる「メチオニン」は、食事から摂取する必要のある必須アミノ酸の一つです。
他にも、ポリフェノールの一種「イソフラボン」は、体内で女性ホルモンに似た働きをするため、更年期障害の緩和、骨粗しょう症や冷え性の予防効果が期待されます。
えだまめは、晩生種もあり10月頃まで味わうことができます。定番の塩茹でのほか、枝豆ご飯やかき揚げ等いろいろお楽しみください。


この記事に関するお問い合わせはこちら↓

(公財)岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
E-mail seikouken@ibrc.or.jp
Tel 0197-68-2911

コメント