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純情交流ひろば

2025.5.21

【食品機能性ニュース】 vol.9 レタス

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岩手県内で出荷されている旬の農産物の機能性成分について紹介します。
今回の農産物は「レタス」。県内では一戸町や岩手町が主要な産地で、標高300〜800メートルの高標高地で栽培され、奥中山高原レタスの名前で親しまれており、6月から10月にかけて出荷されています。
レタスは約90%が水分であるため、食品成分の含量はそれほど多くありませんが、食物繊維やビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれています。
例えば、肌の老化や免疫機能の低下などを引き起こすといわれる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用が知られているカロテノイドの一種「βカロテン」のほか、皮膚や細胞のコラーゲンの合成、免疫機能の強化などが期待される「ビタミンC」、さらに「βカロテン」や「ビタミンC」と共に摂取すると抗酸化作用が高まる効果があるとされる「ビタミンE」に加え、ナトリウムの排出を促進し、血圧を下げる作用があり、高血圧の予防が期待されるミネラルの「カリウム」などが含まれています。
その他、レタスの切り口から出る白い液体は「ラクチュコピクリン」と呼ばれる苦味成分の一つで、自律神経を整えリラックス効果をもたらすとされます。
徐々に暑さが増す季節ですが、サラダでも加熱調理をしてもたくさん食べやすいレタスで栄養を摂り入れてはいかがでしょうか。


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(公財)岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
E-mail seikouken@ibrc.or.jp
Tel 0197-68-2911

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